142号 第1会議室 (2001/12/03)up down
   ● 日頃の政治活動に求められるもの
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 「選挙には大変なお金がかかる」とよくいわれています。
 以前にも書きましたが,実は,一番お金がかかるのは人件費だということをご存じでしょうか。つまり,その人件費をどれだけ圧縮することが出来るのかということが,選挙に必要以上のお金をかからなくする上で,大変重要なこととなってきます。

 その方法の一つとして,支持者に無料奉仕してもらう,という手があります。そのためには,日頃の地道な活動を行う上で,支持者に「ボランティアで活動に参加したいな」と思わせるようにすることが重要だと書きました。

 では,日頃の地道な活動をどのように行えば,果たしてそのような人達を集めることが出来るのでしょうか?。今回はそのことに主眼を置いて,ポイントを紹介したいと思います。


□1.人柄として必要なもの

●腰の低さ

 日頃の政治活動をする上で,みなさんもご承知のように「腰の低さ」は欠かすことが出来ません。簡単にいえば「頭を下げる」ということです。これは政治家だけに求められるものではありませんが,周りが政治家を見る目というのは,普通の人以上に厳しいものがあります。つまり,どのような場所で,どのような場合にあっても「頭を下げる」ということが求められてくるわけです。

 では「頭を下げる」とはどういうことでしょう。

 それは
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を自ら実践することです。

 なぜ「どのような場所で,どのよう場合であろうとも」なのでしょう?。
 相手側(有権者)にとっては,

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なしですまされるわけはありません。

 また,あなたにとっては,たかが挨拶ひとつですし,たかが多数の有権者の中のたったひとりですが,相手(有権者)にとっては,あなたはたったひとりの存在なのです。有権者があなたに挨拶しなくても,有権者全体へのイメージはほとんど変わらないでしょうが,あなたが有権者に挨拶しなければ,あなた1人のイメージは大幅に変わります。
 つまり,挨拶によって,プラスイメージを持たれるかマイナスイメージを持たれるか,大きな違いになるということになります。

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●こまめな連絡

 人から物事を頼まれるということは,それだけ当てにされているということで,非常に喜ばしいことです。しかし,そこで求められるのは,どれだけ相手の状況を考えて,連絡が出来るのかということです。
 政治家もしくはそれに関わる人に物事を頼むということは,やはり余程切羽詰まった状況にあるということです。その状況を考えると,頼まれてから何週間も放ったらかしというのでは,その相手にとって,今,どのような状況になっているのか,非常に不安がられます。その不安が「当てにならない人」といった,よろしくない評判を生んでしまう温床になります。

 この場合,たとえ頼まれごとの解決が出来ていなくても,今,どのように物事を進めているのかといった進捗の報告は,逐次行う必要があります。あなたにとって,数ある中の依頼事項でも,相手にとっては『たったひとつの依頼』であるということを忘れないようにして,相手の不安をなくすことが大切です。そのためには,進捗報告の連絡を忠実に実行する必要があります。


□2.地域の行事に参加する

●表に出過ぎない

 政治家として,人柄的に求められるものをクリアすれば,おのずと依頼事項は増えてきます。それは地域の活動に呼ばれる機会が増えることにつながるということです。そのことは一番の政治活動になります。
 自分から企画をして地域の活動を行うことも重要ですが,多くの人が参加する地域の活動に呼ばれて,ただ単に挨拶に行くだけではなく,裏方として参加することができれば,政治家としての人柄や性格をもっと良く知ってもらう,貴重な機会になると考えましょう。

 その場合によくありがちなのは,


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ことの方が,有権者の信頼を生むことになります。

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●積極的に関わる

 地域の活動に,ただ単に挨拶だけではない参加をすることは,より自分の人柄を知ってもらうよい機会です。ですから,どのような活動であっても裏方として関わることが必要です。
 裏方として積極的に関わるというのは,例えば次のようなことです。

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 必ずしも,誰もが苦労するようなことを積極的に関わりたいわけではありません。そのようなことを積極的にすることで,信頼されるに値する,と見られることになります。


□3.自分の行事に参加してもらう

●裏方として参加してもらう

 「恩を売る」というと語弊がありますが,人と人の付き合いというのは「お互い様」ということが底辺にあります。政治活動はそのお互い様の究極だといってもいいでしょう。つまり,日頃地域のためや,有権者のために一生懸命することが,自分の活動をする上で「あの人が頼むことだから」とか「あの人に言われては」という人間関係の構築で参加してもらうという形で返ってくるということです。

 では,どのように関わってもらえばいいのでしょう?。

 ただ単にイベントに来てもらうというだけではなく,

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,といったことで,より親近感を持ってもらえます。

 実は,選挙というのは,そのようなイベントの集大成なのです。その集大成に向かって,どれだけ事前の段階から関わってもらえるようにするかを考える必要があると思います。そのような日頃の活動を通じて,「ボランティア」で参加をしてくれる人達が地道に増えていき,「お金のかからない選挙」が実現できるようになるのです。


□最後に

 今まで述べてきた活動のなかでは,最も気をつけなければならないことがあります。
 それは「あまりに選挙のことを表に出さない」ということです。政治家である限り「選挙」ということを,多くの人は敏感に感じます。その時に,あまり自分を出しすぎると,かえって逆効果になるということを認識しなければなりません。

 自分が思う以上に,人はあなたのことを知っていますし,逆に自分が思う以上に,人はあなたの人柄や性格を知りません。自分を出しすぎないことが,後々,自分に返ってくるということを理解して,日頃の政治活動を行いましょう。

吉田


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